Yahoo!ウェブ検索APIや画像検索APIなど検索API提供終了のお知らせと題して、情報共有をします
2013年6月13日、Yahoo!デベロッパーネットワークより検索APIの提供終了がアナウンスされました。
いずれはこうなるかなぁ…と思いつつも、まさかこんなに早く訪れるとは思ってもいませんでした。
私の作成しているWebサービスやサイトには結構Yahoo!の検索APIを使用しており、これが使えなくなってしまうのはかなりイタイです…。(汗)
提供終了の対象APIとしては下記のとおりです。
・有料版「ウェブ検索API」
・有料版「画像検索API」
・有料版「動画検索API」
・有料版「関連検索ワードAPI」
・「ブログ検索API」
要するに検索に関するAPIは全滅でして、全て終了となるようですね。
既に新規受け付けは終了しており、既存の利用者も2013年8月14日で利用ができなくなります。
シレッとブログ検索APIが入っているのも、私としては何気にイタイです。
前回は有料化対象外でしたのでブログ検索APIは生き残ると踏んでいたのですが、当てが外れたようです…。
ウェブ検索APIが有料化された際に、無料利用にこだわった利用ユーザーがブログ検索APIに流れ込んだのかもしれません。
2012年12月にYahoo!検索APIの有料化がアナウンスされた際、理由として「適切ではない不正利用への対策」が挙げられていました。
その際にはこんな記事も出ていました。
変わるAPIのエコシステム ヤフーはなぜ、検索APIを有料にしたか
デベロッパー寄りの考え方をされており、価格を抑えるなど苦渋の選択をしているのが見て取れます。
しかし2013年4月に完全有料化されてから、わずか2カ月ちょっとでYahoo!検索APIの廃止が決定しました。
有料化でお金を徴収するようになったので、割は合っていないかもしれませんが以前よりはマシであり、最低でも1年は続けてくれるかなぁと漠然と思っていたところにスピード撤退発表。
なんとなくですが、有料化したことで逆にトラフィックが増えたのかな?と思います。
有料化前までは検索APIの検索可能回数は一定であり、そこを超えることはできませんでした。
ところが有料化になったことで、お金さえ払えばそこを突破することができるようになりました。
不正利用している方は、不正をしてまでも使うメリットがあるからだと思います。
そのメリットというのは、大体は金銭的なものではないでしょうか。
Yahoo!検索APIを有料化することにより我々零細デベロッパーは撤退か縮小し、不正利用はより増大したのかもしれません。
Yahoo!デベロッパーの思惑とは逆の結果になってしまった…とか?
あくまで私の勝手な推測ですので、事実がどうなのかはわかりません。
もしかしたらYahoo!プレミアム会員を増やすためのプロモーションだったのかもしれませんが。(笑)
Yahoo!検索APIの提供終了に伴い、Yahoo!側では「カスタムサーチ」を勧めています。
しかしYahoo!ウェブ検索APIや画像検索APIを利用していた方は、こういった使い方はしていないと思いますので、代替案にはならないでしょう。
もしそうだとしても、Googleのカスタム検索+Google AdSenseを使用する方が収益化もできてお得です。
Yahoo!検索APIの提供終了後もサイトの機能を損なわずに存続させるためには、bingの検索APIを使うしかないかもしれません。
bingの検索APIであればWebはもちろんのこと、画像や動画も検索できますので、十分Yahoo!検索APIの代わりになるのではないでしょうか。
5,000トランザクション/月までは無料ですし、それ以上も有料で提供されています。
ただし…結構高いですね。(汗)
Yahoo!検索APIのアドバンストは5,000件/日で月額3,000円でしたが、bingですと20,000円くらいでしょうか。
Web APIは無料のイメージが強いため、Yahoo!検索APIが有料化した際には高いと思いましたが、別のサービスと比較するとかなり安かったわけですね。
あとは利用を諦めて、サイトの構成や機能変更を検討するしかないです。
さて、私はどうしましょうかね…。
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