さくらのレンタルサーバでCGI/PHPが制限されて503エラー多発と題して、情報共有をします
冬休みのことですが、休みの時間を利用して今まで作成したサイトのメンテナンスをしていました。
普通にサラリーマンとして働いていますので、全てのサイトを毎日見ているわけではありませんので、久しぶりに見るサイトもいくつかあります。
そのうちの1つのサイトを見た際、エラーが表示されてサイトが見れません…。(汗)
どうでもいいサイトではなかったため、ちょっと焦りましたよ。
真っ先に疑ったのは、なぜかドメイン切れ。(笑)
頻繁にドメイン更新のメールが来るため、どれか見過ごしたか?と思ってしまいました。
しかしエラーは「503 Service Temporarily Unavailable」であるため、全然違うよね…。
次に疑ったのは何かしらの違反。
常習犯ではないのですが、何回かやらかしていますので。(笑)
そこでメールをザーッと見たところ、特に問題は無いようでした。
それでは…と、次はサーバ障害を疑います。
メールも無しでメンテナンスなどしている場合もありますので、さくらのレンタルサーバの障害情報を見に行きます。
ところがこちらも特に問題無し。
んー、なんだろう。
なんとなくサーバのリソース状況が気になったため、さくらインターネットのサーバコントロールパネルにログインしてリソース情報をクリック。
すると画面の真ん中あたりに、こんな文言が…。
2012/12/28 データベースサーバに負荷が掛かっております。
そのためCGI/PHPが制限されております。
・サーバ(xxxxx.db.sakura.ne.jp)・データベース名(xxxxxxxx)
えー、マジですか!?
さりげなさ過ぎて、こんなの気が付けませんよ…。(汗)
さて503 Service Temporarily Unavailableエラーの出る理由はわかりましたが、そもそも制限がかけられた「高負荷」とは?
共用のレンタルサーバ故に、こちらで調べる手段は限られています。
さてどうしたものか。
とりあえずの基本として、エラーログを見てみました。
すると大量の503エラーが出てきます。
PHPに制限がかけられていますので、503エラーが記録されているのは何も不思議ではありません。
問題はその量です。
秒単位でアクセスが殺到しています。
…何なんだ、これは。(汗)
エラーログはIPアドレスで記録されるため、逆引きで正体を突き止めますと…どうやらmsnの検索ボット(bingのボット)らしい。
一時期のBaidu(百度)を彷彿させる無差別ぶりです。
んー、仕方ないのでアクセスをブロックすることにしました。
検索エンジンのスパイターをブロックするとは正気の沙汰とは思えませんが、まぁbingなのでいいかな、と。(笑)
いまのままでは、アクセスがあっても見れませんですしね。
特定のアクセスをブロックするには、.htaccessを使用します。
私は以下のように定義しました。
deny from 65.55.
deny from 157.55.
思った以上にIPが細分化されており、かなり上位レベルで制限をかけました。
さすが検索エンジンともなると、IPアドレスの保有レベルが違いますね。
再度エラーログを見ますと、エラーは相変わらず鬼のように出ていますが、503エラーから「client denied by server」に切り替わっています。
問題無く.htaccessの定義が効いているようです。
対応後は「お問いあわせ」からメールを出しました。
…ところが。
年末年始のため、全然返事が返ってきません。
もちろん制限もかかったまま。(汗)
結局1/5に解除されました。
仕方ない事とはいえ、これはたまりませんな。
あと制限かける際も、できればメールくらいは欲しいなぁ…。
もし似たような状況でお困りの方の助けになれば…と、今回記事にしてみました。
お役に立てましたでしょうか。
最後に問題起こすのであれば、年末年始など大型連休を避けましょう。(笑)
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キーワード | : | さくらのレンタルサーバ,PHP,制限,503 Service Temporarily Unavailable,エラー |
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