はね丸のＷＥＢ工房

前回「画像の無断使用(著作権侵害)とクレームあり、その理由と対処方法」というサイトに対するクレーム事例を書きましたが、今回もサイト運営上のクレーム事例その2をお届けします。

前回は画像の無断使用(パクリ)騒動でしたが、今回は誹謗中傷による名誉毀損です。
もちろん無実なのですが、結構いろいろなパターンを経験しているものです…。(汗)

自分で選んでおいてなんですが、上の写真イラッとしますね。(笑)

他社サイトをステマだ何だと誹謗中傷疑惑？

とある企業から「うちのサイトをステマだ詐欺だと誹謗中傷しており、そのような事実が無い中で名誉毀損も甚だしい」といった内容のクレームが。
正確には「信用毀損」だったと思います。

さて、問題のサイトはブログではなくWebサービス系でしたので、基本的に私の意思でそのような文章を掲載することはありません。
ただ自動で掲載される可能性はありますので対応する意思はあるのですが、余程頭に血の上った状態で書いているのかクレームの文章がかなり支離滅裂で、問題となっている箇所が全くもってわからない。

そこの会社名は書いてありましたが、「うちのサイト」のサイト名やURLさえ書いていませんので問題となっている具体的な文章もわからず、本当に誹謗中傷となっているかも判断できません。

事実確認のためにその問題視している文章を丸々コピペで良いので引用してくれ、とまずは返信してみました。

誹謗中傷の情報元はYahoo!知恵袋

そうはいいつつも、実際のところ大体の箇所は予想が付いていました。
該当サイトではYahoo!の「Yahoo!知恵袋WebAPI」を使用してページのテーマに沿った知恵袋記事を表示しており、おそらくその中に書かれていたのだと思います。

Yahoo!知恵袋は結構辛辣な記事も多いですので、十分あり得ます。

そこまでわかっていながら、なぜすぐ対処しないのか？
そのページでは「ステマ」をキーワードにしてYahoo!知恵袋WebAPIから情報を取得しており、表示している10件の記事全てがステマに関することだからです。(笑)

情報として必要なので表示しているわけでして、可能であれば問題の記事のみ外したいという思いがあります。
事実確認ができて箇所が確定しましたら事情を説明した上で「私の零細サイトで公開される以上にYahoo!知恵袋で公開されていることの方が問題ですので、まずはそちらに削除依頼されたらどうでしょうか？そうなればAPI経由で取得している当サイト上からも自動的に消えることになります。」と返す予定でしたが、先方からは「今見たところ問題の文章が確認できなかった」とのことで、一応不問にはなりました。

おそらく大本のYahoo!知恵袋から記事が削除されたのでしょう。
なんかスッキリしませんが、この件はこれ以上発展しませんでした。

個人的には、そのステマで叩かれていたサイトを見てみたかったです。(笑)

中傷記事「転載しただけ」でも名誉毀損に？

実に偶然なのですが、この記事を書いている最中に下記のニュース記事を見つけました。

中傷記事「転載しただけ」でも名誉毀損に　東京高裁が初認定　安易な「転載・まとめ」に警鐘

私の場合はAPIから取得していて若干ケースとしては異なりますが、拡大解釈しますと含まれそうで少し気になる動向ですね。

前回と違い、今回使用している「Yahoo!知恵袋WebAPI」はバリバリ現役でサービスを提供していますし、Twitter APIなど人の記事や文章を利用できるサービスはこの他にも多々存在します。

今すぐどうこうという事は無いと思いますが、頭の片隅に留めておくと良いかもしれません。