画像の無断使用(著作権侵害)とクレームあり、その理由と対処方法と題して、情報共有をします
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私は個人で細々とサイト運営をしていますが、作成したサイトに対してクレームが何件か来た経験があります。
私の運営サイトは全てWebサービス、もしくは複数Web APIを使用したマッシュアップサイトですので一般的ではないかもしれませんが、便利なプラグインやAPIを使用している場合にも同じことになるかもしれませんので、ちょっと一例として書いてみたいと思います。
単なるクレームならまだ良いのですが、レンタルサーバ経由で来るため良し悪しの判断無く「サイトを止めるぞ」と脅されのが厄介です。(汗)
海外サイトから「うちのサイトの画像がそちらのサイトで無断使用されているんだけど、どういうこと!?」みたいな内容が英語できました。
サイトの運営会社はドイツのようですね。
英語という時点で尻込み気味ですが、濡れ衣でサイトを止められるわけにはいきません。
早速、状況把握と対策に取り掛かります。
幸いにも問題となった画像のURLと、私のサイトで表示されているページのURLが記載されていましたので、それを基にいろいろと調べてみました。
大方予想はついていましたが、パクリ疑惑の画像はYahoo!の画像検索API(2013年8月14日でサービス終了)で出力している画像でした。
やはりね…。(汗)
Yahoo!の画像検索APIからの返却値はコントロールできませんが、表示する際に問題の画像を弾くことはできます。
ロジックも大したことありませんので対策は可能ですが、それをしてしまうとパクリを認めたようでなんか悔しい。(笑)
しかも画像のURLは、申し立てしてきたサイトのURLではありません。
テッキリ本家本元の画像をYahoo!がインデックスして出力しているかと思ったのですが、Yahoo!が持ってきている画像はlivedoorなんですよね。
つまり日本に実際パクっている真犯人が存在するってことになります。
…探すしか。
googleの検索窓に画像のURLを入力して検索しても、問題画像の使用ページをヒットさせることはできません。
googleはあくまで表示文字列を検索対象にしており、HTMLコード内のURLは除外されています。
そこで登場するのがgoogleの画像検索です。
画像検索もキーワードでしか探せないイメージがありますが、画像データそのものを比較対象として探す方法もあります。
まず虫眼鏡のボタンてはなく、カメラのボタンをクリックします。
そうすることで、画像そのもので検索するダイアログが開きます。
続いて画像そのものか、公開しているURLで検索するのですが、今回は真犯人が公開していますので、そのURLをそのまま使います。
で、検索しますと、掲載しているサイトの該当ページそのものが表示されました。
これでやっとパクリ元と、実際掲載している証拠のページを突き止めることができました。
画像を表示している仕組みと事実関係を文章化しまして、レンタルサーバのサポートへ返信しました。
内容は受理されて1年ほど経ちますが、その後は特に連絡もありませんので先方も理解していただけたということでしょう。
…良かったです。
今回のキッカケとなったYahoo!の画像検索APIは、2013年8月14日でサービスを終了していますのでなかなかこのようなパターンは無いと思いますが、今回の事例が他の方の参考になれば幸いです。
私は使用しておりませんが、個人的にはMashup AwardsとかにもAPIを提供しています「美女検索エンジンAPI」とか大丈夫なのかなぁ…と、他人事ながら心配になってきます。
逆に今回紹介しましたgoogleの画像検索を使用すれば、自分の画像を誰かが無断使用していないかを探すことができます。
気になる方はご活用ください。
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カテゴリー | : | 自作やWEBサービス |
キーワード | : | サイト作成,運営,クレーム,無断使用,著作権侵害,パクリ |
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